陽炎を揺らしたのは

作詞・作曲:石川杏

 

錆びた季節はガラスの部屋へ

綺麗に飾ったら鍵を掛けましょう

 

額縁の中で美化されていく

貴方の姿は霧に溶け出した

 

全て容すつもりで秋を待っていたのに

 

夕陽に揺れたあの日の陽炎

咲き乱れる追憶の花

真実などいらないから

夢で遭えたら良かった

 

 

群青色のレスポールを鳴らす

生白い腕や目を隠す黒髪も

 

二度と見ることなんて無いと思っていた

 

夕暮れが灯す期待の蝋燭

吹き荒ぶ嘲笑の風

制服の裾を引くように

過去の憧憬が光った

 

夕闇に混ざる貴方の横顔

零れ落ちる思い出の歌

鳴り止まなくて苦しいから

このまま忘れたかった

 

夕陽に揺れたあの日の陽炎

咲き乱れる追憶の花

真実などいらないから

夢で遭えたら良かった

 

夢で遭いたかった